ITプロジェクトマネジメント学習

実践や学んだ内容のメモ

【PMBOK第7版】プロジェクトとは

はじめに

 最近は、多様な技術が生まれプロジェクト自体が複雑化している。プロマネの仕事も多種多様でプロジェクト開始時には困っている話をよく聞きます。
 そのような状況の中で、プロジェクトマネジメントの標準として、提唱されているPMBOKについてまとめてみました。

PMBOKとは

 PMBOK(Project Management Body of Knowledge)とは、米国のPMI(Project Management Institute)という非営利団体が提唱しているプロジェクトマネジメントにおける標準を定義したものです。PMBOKは、米国のみならず、日本や中国と世界標準の教典となってます。

PMBOKの目的とは

 PMBOKの目的は、プロジェクトマネジメントを理解するための基礎知識を提供し、プロジェクトの価値を最大限に高めることです。

プロジェクトとは

PMBOKには、「独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施される有期的な業務である」と定義されています。
 ここで、定義されている独自のプロダクト、サービス、所産は、成果物のことであり、有期性とは、プロジェクトの作業や作業フェーズに明確に始まりと終わりがあることを指します。そのため、プロジェクトとは、定められた期間の中で、独自性のある成果物を創造する業務の事を指します。

  また、第7版からは、「価値の創出」をプロジェクトの目的としており、第6版で定義づけされていたQCD(品質・費用・納期)の達成から変更されております。しかしながら、QCDの達成は必要不可欠なものであります。



  • PMBOKはプロジェクトマネジメントの標準を定義したもの

  • PMBOKの目的は、プロジェクトマネジメントの基礎知識を提供して価値を最大限にすること

  • プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を想像するために、実施される有期的な業務

  • プロジェクトの目的は、価値の創出にある

 第7版では、価値の創出に力を入れており、以前のウォーターフォールをベースとしたプロセスベースから大きな変更が入っておりました。しかしながら、プロセスベースを否定するものではなく、プロセスから原理・原則ベースに変わり、幅広いアプローチが可能となりました。

ありがとうございました。