ITプロジェクトマネジメント学習

実践や学んだ内容のメモ

【PMBOK第7版】プロジェクト・パフォーマンス領域

はじめに

 プロジェクト・パフォーマンス領域は、プロジェクトマネジメントの原理・原則に基づいて実施されます。プロジェクトマネジメントに記載されているように、原理・原則とは基本的な基準、真実、または価値観です。原理・原則は、プロジェクトに関与する人が、意図した成果を生み出すことを目的としてパフォーマンス領域に影響を与えたり、それを形成したりする際の行動の指針となります。原理・原則とパフォーマンス領域には概念的な重複はあるが、原理・原則は行動の指針となる一方で、パフォーマンス領域はその行動を示すための広範な注力領域を提示します。

プロジェクト・パフォーマンス領域とは

 プロジェクト・パフォーマンス領域とは、プロジェクトの成果を効果的に提供するために不可欠な、関連する活動である。プロジェクト・パフォーマンス領域は、相互に作用し、相互に関連し、相互に依存する重点領域であり、望ましいプロジェクトの成果を達成するために運動している。

後述より、8つのプロジェクト・パフォーマンス領域について、記載していきます。

#1 ステークホルダー・パフォーマンス領域

ステークホルダーに関連した活動と機能に対処する。

#2 チーム・パフォーマンス領域

ビジネス成果を実現するプロジェクトの成果物を生み出す責任を負う人に関連付けられた活動と機能に対処する。

#3 開発アプローチとライフサイクル・パフォーマンス領域

プロジェクトの開発アプローチ、ケイデンス、およびライフサイクル・フェーズに関連する活動と機能に対処する。

#4 計画パフォーマンス領域

初期、継続中、進化中のプロジェクト組織に関連した活動と機能、およびプロジェクトの成果物と成果を提供するために必要となる調整を扱う。

#5 プロジェクト作業パフォーマンス領域

プロジェクト・プロセスの確立、物的資源のマネジメント、学習環境の強化に関する活動と機能を扱う。

#6 デリバリー・パフォーマンス領域

プロジェクトが達成を目指したスコープと品質の提供に関連する活動と機能を扱う。

#7 測定パフォーマンス領域

プロジェクトのパフォーマンスを評価し、受入れ可能なパフォーマンスを維持するための適切な行動を取ることに関連する活動と機能に対応する。

#8 不確かさパフォーマンス領域

リスクと不確かさに関連する活動と機能に対応する。



  • プロジェクト・パフォーマンス領域とは、プロジェクトの成果を効果的に提供するために、不可欠な関連する活動である。
  • プロジェクト・パフォーマンス領域は、相互に作用し、関連し、依存する重点領域であり、成果を達成するために連動している。

 12の原理・原則の他に、意図した成果の提供を実現するために、8つのパフォーマンス領域が存在します。このパフォーマンス領域の中には、成果を達成させるための方法が記載されてます。また、各パフォーマンス領域の別で説明をしていきたいと思います。

ありがとうございました。

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